X-PROJECTは仮想通貨詐欺被害者を本当に救済するのか?

X-PROJECTの詳細情報

総合評価: 1.5星評価 1.67 

口コミ総数:1件

満足度 2星評価
将来性 2星評価
期待値 1星評価
【目次】

SNS上でX-PROJECTが話題

ここ最近、SNS上で「X-PROJECT」というものが宣伝されています。

仮想通貨詐欺被害者の救済」を掲げて紹介されることが多いです。

■動画内で紹介されていた案件
・Spindle・NoahCoin・CloverCoin
・PlusToken・OneCoin・SBlock
・WoToken・ BlockEco・REVCapital
・VRB(VRT)・MIOWorld・SCFToken
・WithCoin

 

「X-PROJECT」は価値の無くなってしまったコインやトークンの代わりに、「Xcoin」という独自トークンを配ります。

X-PROJECT対象トークン

これらの案件に投資していた人を対象にしたプロジェクトということですね。

確かに上記案件は既に運営が飛んでいたり、取引所に上場したものの価格がダダ下がりした状態のものばかり。

その損失分を補填してくれるなら嬉しい話ですが、実際のところどうなのでしょうか?

本記事で「X-PROJECT」の内容について調査し、投資すべきかどうか判定していきます。

X-PROJECTの口コミ

  • 投稿者 匿名
    評価 1.5星評価

    2020年7月21日

    最近また話を聞くようになったけど、手数料がかかってるからね、普通に。無料で取り換えてくれるわけがないから要注意ですよー

X-PROJECTに投資すべきか?

調査したところ「X-PROJECT」には怪しい雰囲気が漂っています。

少なくとも、現段階での参加は控えた方がよいと思います。

以下、その理由について説明していこうと思いますが、まずはどういう仕組みで「仮想通貨詐欺被害者を救済するのか」を説明しておきます。

X-PROJECTとは

X-PROJECTサムネイル

案件名:X-PROJECT
公式HP:https://x-project.biz/us/?id=TEFLD5awKA8eKzA
独自トークン:Xcoin
オープン日:
対応言語:英語、中国語
各種SNS:
Twitter

 

「X-PROJECT」は「仮想通貨詐欺被害者の救済」を目的にしたプロジェクトです。

具体的な救済の流れとしては、、

 

①被害に遭った案件の送金履歴やウォレットのスクショをアップロード
②被害額に応じた「Xcoin」が配布される
③今年夏ごろにOPEN予定の取引所で「Xcoin」を売却。売却益を得る

 

一言で言うと、損失分のXcoinを受けとって取引所に上場した時に売却して利益を得る。

なので、X-PROJECTに参加したい場合は、「対象案件での損失がある」ということを示す必要があります。

 

ただ、今のところXcoinには「売却で利益を得る」という利用方法しか説明されておらず、それ以外の用途で使用することはできなさそうです。

 

X-PROJECTに投資すべきではない理由

X-PROJECTについて調べてみると、いくつか「・・・ん?」と思うようなことがありました。

 

1.X-PROJECTは手数料がかかる
2.有名取引所との”提携”ではない
3.価格を維持する仕組みがガバガバ

 

ひとつずつ説明していきます。

X-PROJECTは手数料がかかる

まず最初に「X-PROJECT」はタダで損失分を補填してもらえるプロジェクトではありません。

 

「Xcoin」を受け取るためには、「被害額×4%」の手数料がかかります

10,000ドルの被害がある場合は400ドル分の手数料が必要。

 

被害金額にもよりますが、手数料が最初に発生するのは注意しておきたいですね。

もらえるトークンは、まだどこの取引所にも上場していない「Xcoin」なので、最悪また変なトークンに資金を入れることになってしまいます。

 

有名取引所との”提携”ではない

X-PROJECTでもらえる「Xcoin」は「IDCM Quesera」という取引所に上場することが決定しています。
IDCM Quesera取引所

 

この取引所は「中華系の大手取引所であるICDM取引所と業務提携しているのでとても安全!」とのことです。

確かにIDCM取引所は利用者数も多く、1日の取引高も1,000億円程度あるので大手取引所と言って良いでしょう。

IDCM取引所

 

ただ、業務提携と言っていますが、これは元々IDCMが提供している「取引所を作れるサービス」で作ったに過ぎません。

IDCMは取引所のプラットフォームの機能を提供して利用料を得る事業を展開しています。

 

なので、よく言われているような「ICDM取引所が認めた!」とは若干ニュアンスが異なります。

利用料を払って規約さえ守れば、誰でも開設できるような取引所だということは認識しておきましょう。

 

それよりも、単純にICDM取引所に上場すればいいだけの話では?

わざわざ業務提携を取り付けて、酷似した取引所を開いて、そこで上場します!って、やっていることが遠回りすぎな気が・・・

 

価格を維持する仕組みがガバガバ

Xcoinで利益を得るためには取引所に上場した後に、Xcoinを売却しなければいけません。

そうなると、損失をカバーしたい人たちは一斉に売却に走ります。「救済」と言うからには、利益を出すために価格を一定水準に保つ必要があるでしょう。

なぜなら、Xcoinの価格が下がって結局補填が出来なかったとあれば、最初に聞いていた話と違くなるからです。

 

X-PROJECTではこれに対し「売り圧力に対して買い支える準備がある」と言っています。

どうやって買い支えるのかと言うと、「Youtubeチャンネルの広告収入」を投入するらしいです。

説明すると、、

①被害案件には数千万人の人たちが存在
②その人たちがYoutubeチャンネルに登録
③たくさん登録者がいれば広告収益が手に入る
④得られた広告収益を元に買い支えをする

 

なるほど・・・・・。

これはまさに完璧なロジックですね。

動画の再生数や内容とか、広告が貼れるかどうか不透明の中、とにかくみんなでYoutubeチャンネルに登録して動画を見て、買い支えするための資金を作ろう!という話らしいです。

 

こんなにガバガバな作戦で「これなら安心だな!」と思える人がいるのでしょうか・・・

 
 
以上、上記3点の理由で「X-PROJECTは怪しい」と判断しています。

特に3点目の買い支えの作戦がひどすぎる。

 

登録する際に個人情報の入力もありますから、基本的にスルーが安定な案件かと思われます。

 

なぜSNS上で勧誘活動が行われている?

そうなると疑問なのが、

「なぜSNS上で勧誘活動が行われているのか」ですね。

 

紹介報酬はないので100%善意です!」というツイートも見かけましたが、どうなんでしょうか。

その真偽のほどは不明ですが、どうしてこぞって紹介をしているのか府に落ちません。

WoToken返金プロジェクトで活動していた小野里はじめのような大物も宣伝していますし。。

WoToken返金プロジェクトは全く進展なし!返金される見込みはあるのか?

 

今後、どういう展開が待っているのか気になります。

 

X-PROJECTのまとめ

X-PROJECTについて検討してみましたが、現段階では手は出さないことをおすすめします。

一番の問題は取引所も出来ていないし、Xcoinも上場していない点。

 

少なくとも取引所に上場出来ていない仮想通貨には投資すべきではありません。

 

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