Poloniexのレンディングサービスを解説

Poloniexのレンディングサービスについて

 
Poloniexのレンディングサービスは、Poloniex取引所を介してユーザー同士が取引を行います。
 
そのため、利率はユーザーが提示する条件によって変動します。
 
年利は取引する仮想通貨によって様々ですが、BTCは年利「9%」前後でレンディングが成立することが多いです。
(2020年3月2日調べ)
 

Poloniexのレンディングサービスの特徴

ユーザー同士でレンディングが行われる

Poloniexのレンディングでは、ユーザー同士でレンディングを行います。
 

 
そのため、貸し付ける仮想通貨の量、期間、利率などはユーザーが決めることが出来ます。
 
個人によってレートを定める関係上、Poloniexのレンディングは上級者向けと言えるでしょう。
 

 
ユーザーが決めた条件（oan Offer）に対して、その条件で借りる人が現れると契約が成立。
 
借りたユーザーは返却期限までに利率を上乗せして仮想通貨を返す必要があります。

レンディング出来る通貨の種類が多い

Poloniexのレンディングで貸付できる通貨は「15種類」と、かなり多いです。
 

■Poloniexでレンディングできる通貨一覧
（2020年3月2日調べ）
・BTC 　 ・ETH　 ・LTC
・DOGE　 ・DASH　 ・STR
・USDT　 ・XMR　 ・XRP
・ETC　 ・EOS　 ・USDC
・BCHABC　・BCGSV　・ATOM
 
Poloniexでしかレンディングできない通貨もあるため、対象の通貨を持っている人にとっては有益でしょう。

短期間のレンディングがほとんど

Poloniexのレンディングでは、「2～60日間」という短い期間でレンディングをすることが出来ます。
 
その中でも、取引に出ているのは「2日間」の超短期間のレンディングオファーがほとんど。
 
そのため、長期的にレンディングを行いたい人は、レンディングを行い続けなければなりません。
（ただし、Poloniexにはレンディングを同じレートで継続し続ける機能があります。）
 

Poloniexは過去にデフォルト(債務不履行)を起こしたことがある

 
2019年5月 Poloniexではデフォルトが発生しました。
 
（引用：Poloniexで大量の強制決済によるフラッシュ・クラッシュが発生、レンディングプールが1800BTCの損失を被るより）

 
デフォルトとは、借りていた資金を返済できなくなること。
 
PoloniexではCLAMという仮想通貨が大幅に下落したことにより、CLAMを担保にBTCを借りていたユーザーが資金を返済できなくなってしまいました。
 
Poloniexは損失を被ったユーザーに対して、「取引手数料を損失の補填に充てる」という対策を発表。
 
しかし、取引手数料で賄うには桁が違う損失を出してしまった人もおり、十分な補償とは言えません。
 
現状、まだ多くの人は自分が被害を受けた金額を取り戻せていないようです。
 
このように、ユーザー同士で行う海外取引所のレンディングサービスにはリスクもあります。
 
しかし、海外のレンディングサービスの中には「資産を100%保護」してくれるものも存在します。
 
資産を安全に運用したいならば、そちらを考えてみてもいいでしょう。
 

Poloniexのレンディングサービスのメリット

利率が高い

Poloniexのレンディングサービスは他のレンディングサービスに比べて利率が高いです。
 
特にBTCは「年利9%前後」のオファーが多く高利率！
 
国内取引所でのレンディングサービスの年利は「最大5%」となっていることから、4%もの差があることになります。
 
そのため、Poloniexで長期的にレンディングできると総資産をは増えていくでしょう。

すぐに資金を調達できる！

Poloniexは先述の通り、「2～60日間」の短期レンディングです。
 
そこから、他のレンディングサービスよりも資金を早く調達できます。
 
他の多くのレンディングサービスでは、途中解約できなかったり、解約手数料が必要だったりするのが難点。
 
その点、Poloniexのレンディングサービスなら最短2日で総資産を増やすことが可能になります。
 
レンディングは長期でやる方が利益率は高くなりますが、それまでに良い相場が現れたら乗っかっておきたいですよね。
 
そのため、「短期間でもいいからレンディングで総資産を増やしておきたい！」という人には向いていると言えます。
 

Poloniexのレンディングサービスのデメリット

上級者向けのサービスである

Poloniexのレンディングサービスは、上級者向けのサービスと言えます。
 
まず、相場を自分で見定めてレンディングの利率、量、期間を決める必要があります。
 
オファーを見ればある程度は把握できますが、全くの初心者というと難しいかもしれません。
 
上級者も外部のレンディングツールを導入するなどして運用していることから、敷居は高めです。
 

手数料が「15%」かかる

Poloniexでレンディングを行うと、得られた利益に対して手数料「15%」がかかります。
 
手数料「15%」は得られた利益に対してかかるので、それほど大ダメージではありません。
 
しかし、Poloniexはレンディングを短期間で行うため、レンディングを多くやる人はその都度 手数料がかかってしまいます。
 
取引手数料と利率を計算しながらレンディングする必要があり、気軽にやれる環境が整っているとは言えません。
 

すぐ稼ぐことは難しい

レンディングは長期的に見て稼ぐ投資です。

今すぐに利益を得ることはできません。

もちろん、将来性の高い仮想通貨に投資をすれば全く問題ありません。

今すぐに稼ぎたい場合は、急騰仮想通貨を予測するサービスを使いましょう。

サービスを利用した人の中には「ひと月で1600万円稼いだ」人もいます。

利用ユーザーからの評判が良いところを見ると、稼げる期待値は高いです。

「8割のユーザーが高評価した」仮想通貨リサーチの評判

レンディングの長期投資と、急騰通貨の短期投資。

二つを上手く組み合わせれば、仮想通貨投資も成功しやすくなるでしょう。

Poloniexのレンディングサービスは誰に向いているのか

 
「リスクを承知の上、レンディングで総資産を増やしたい人」には向いています。
 
年利も他のレンディングサービスに比べて高く、ユーザー同士で利率を決めるので、自分の思う様にレンディングをすることが出来ます。
 
その反面、レンディングした通貨を失うリスクもあります。
 
実際に過去、Poloniexではデフォルト（債務不履行）が起こり、レンディングしていた人の多くが被害を受けました。
 
補填は通貨ではされずに、取引手数料でちょっとずつカバーするだけ。
 
このリスクを承知の上で、Poloniexでレンディングするようにしてください。
 

Poloniexのレンディングサービスまとめ

 
Poloniexのレンディングサービスは仮想通貨投資の上級者に向いています。
 
その理由として、自分でレンディング設定を決めなければいけない点、デフォルトリスクを受け入れなければいけない点が挙げられます。
 
年利は他のサービスより高いですが、仮想通貨初心者は安易に手を出さない方が無難でしょう。
 
 
初心者は資産を「100%」保証してくれるレンディングサービスから始めた方が、安心してレンディングを開始できます。