ビットサンズの詳細情報
総合評価: 0.54
口コミ総数:41件
満足度 | |
---|---|
将来性 | |
期待値 |
ビットサンズの詳細情報
総合評価: 0.54
口コミ総数:41件
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ビットサンズは青森や新潟で流行り出している「クラウドマイニング系」の投資案件です。
「世界No.1金融メンター」や「ドイツの金取引会社のCEO」が関わっているということで、若い年代を中心に広がってきているようです。
そこで、「ビットサンズの実態」を調査。
ビットサンズの概要から報酬体系、関係者たちの素性について徹底的に調べてきたので、投資する際の参考にしてみてください。
ビットサンズの口コミ
2021年3月28日
大学生、スポーツバカ?が何故洗脳されやすいのか?
そんなに凄い会社なら金融庁登録ぐらいちゃんとして欲しい。
2021年3月9日
ビットサンズについて聞いてくる人が結構多いようですが自分から言えるのはネットワークビジネスが得意な方ならそこそこ儲け出せるのではということです。
2021年3月8日
ビットサンズは富岡剛が将軍様のような団体なの?スポーツマンだと思ってたけどゴリゴリのネットワークビジネス野郎だったんだね。
2021年3月5日
ビットサンズは富岡剛のネームバリューだけで他にどこに魅力感じるのか難しいヤツ。でもその富岡がゴリゴリのマルチ野郎ってことは知られてるのかな?
2021年3月4日
ビットサンズは富岡剛のネームバリューで儲けるはずだったようだけどただのマルチって知られてるからもうやろうって人いないんじゃない?
2021年3月3日
ビットサンズをやろうと思う人が今いるかわからないけどあんな普通のマルチをわざわざ暗号資産絡めてやる必要はないとおもうんだよね。
2021年3月2日
ビットサンズはジュビリーではありませんってツイートがあって笑った。でも中身はほぼ同じ。やらないのが一番。
2021年3月1日
ビットサンズって てっきり海外案件だと思ってたのに日本発生とは知らなかった。でもコロナ禍じゃなかなかセミナーで騙すことできないから今年には消えそうだな。
2021年2月26日
ビットサンズのようなあからさまなMLMに引っかかるのは年寄りだろうからコロナのせいで対面のセミナーできなくて困ってるだろうね。
2021年2月25日
ビットサンズは富岡剛のネームバリューで人を集めてるようだけどセミナーの内容もありきたりなマルチなのに引っかかる人出るのはさすがだとしか思えないわ。
公式ホームページへ
ビットサンズとは
現在日本で流行りだしている「ビットサンズ」は、正確には「ビットサンズグローバル」といいます。
JT FOX(世界No.1金融メンター)と、MAO LAL(ドイツ3位の金取引会社CEO)が共同で設立したのがビットサンズ。
ビットサンズグローバルは富岡剛(元神戸製鋼のラガーマン)が設立。
日本で流行っているのはビットサンズグローバルの方です。
(※以後、日本での通称であるビットサンズ)
ビットサンズで扱っているのは「クラウドマイニング」という仮想通貨投資。
これはユーザーが共同でビットコインのマイニングマシンを持ち、得られたマイニング報酬をユーザー毎に分配するという投資です。
ビットサンズで得られる想定利益は「月利8%」とされています。
ビットサンズはおすすめの投資案件?
ビットサンズは正直オススメできません。
稼ぐためには友人・知人の紹介が必須になってしまうからです。
ビットサンズの報酬体系はほとんどがMLMの形式を取っています。
MLMは人を紹介すればするほど、紹介報酬を貰えるという仕組み。
報酬プランを見ながら詳しく確認してみましょう。
ビットサンズの報酬プラン
ビットサンズには大きく6通りの報酬プランが存在します。
①グローバルボーナス = 紹介報酬
②ファーストスタートゾーンボーナス = 紹介報酬
③メガマッチボーナス = 紹介報酬
④マイニングフィー = マイニング報酬
⑤オートバイナリー = 紹介報酬 + (マイニング報酬)
⑥タイトルボーナス = 紹介報酬
そのうち、5つのプランが人の紹介が前提になっています。
②ファーストスタートゾーンボーナス
ビットサンズでは画像のように、人を紹介すればするほど自分に利益が入ってきます。
■例 (全員、$6,000プランの場合)
1人目の紹介 $6000 * 0.05 = $300
2人目の紹介 $6000 * 0.08 = $480
2人目が紹介した1人目 $6000 * 0.03 = $180
2人目が紹介した人が紹介した1人目 $6000 * 0.03 = $180
3人目の紹介 $6000 * 0.09 = $540
︙
以後、画像の通り。
他の報酬プランもやっていることはほぼ一緒です。
名前を仰々しく変えて差別化しているようですが、結局人を多く紹介した人に報酬がたくさん入るということを言っているだけ。
詳しく知りたい方は以下の資料を参照してみてください。
⇒Bitsonsプレゼンテーション
では、人の紹介無しで投資を行う場合。
つまり、マイニングの報酬だけで稼ぐ場合はどうなるのでしょうか?
(引用:第3弾 Bitsons Global〜応用編 初級より)
クラウドマイニングだけの場合は「月利2%」と言われています。
プランの購入費用、登録費用、毎月の手数料を考慮して、いつまでに元本が回収できるのかを求めていきます。
■$6,000ドルプランの場合
($6000 * 0.02) – $10 = $110(想定月利報酬)
$6070 ÷ $110 = 55ヶ月
55 ÷ 12 = 4年5ヶ月
元本回収まで4年5ヶ月。
4年5ヶ月という歳月を長いと見るか、短いと見るかは人それぞれですが、仮想通貨業界のスピード感を考えると少々長いように感じます。
ただ、このマイニング報酬は「半永久的に続く」ということですから、元本回収後はそのまま利益を得られる計算。
ビットサンズが半永久的に続いてくれるなら十分元は取れそうです。
しかし、この後にも述べますが、ビットサンズが4年後も残っているかは怪しいかもしれません。
(※ちなみに、巷でよく言われている「月利8%」というのは、紹介報酬ありきの計算のパターンです。何もせずに「月利8%」という意味ではないので注意しておきましょう。)
ビットサンズは飛ぶ可能性がある
クラウドマイニングは、運営元が飛んで資金を持ち逃げする詐欺が多発しています。
なので、運営を信頼できるか見極めることが大事になってきます。
その観点から言うと、ビットサンズに対して一定の警戒をしておいたほうが良さそう。
ビットサンズは運営が飛ぶ可能性もあるからです。
主な理由は次の3点。
・ビットサンズが本当にマイニングをしているのか不明であること
・説明資料がユーザーに不親切
・CEOが過去に同じようなビジネスを展開していた
ビットサンズは本当にマイニングをしているのか不明
元々ビットサンズは「クラウドマイニング」をする投資商品です。
しかし、マイニング事業はあの有名なGMOグループでも採算が取れなかったりするほど難しい事業。
マイニング事業社のランキングを見ても、ビットサンズはランクインしていません。
(引用:ハッシュレート分布より)
事業の説明資料でも、半減期でビットコインの値段が高くなることにフォーカスするばかりで、マイニング難易度については触れられていませんでした。
ビットサンズは自前のマイニング施設を持っているということですが、きちんと採算が取れているのでしょうか・・・?
説明資料がユーザーに不親切
本来クラウドマイニングの投資であれば、
“クラウドマイニングでどれだけ稼げるのか“を説明するのが道理です。
しかし、説明資料でもセミナーにおいても「人を紹介してお金を稼ぐ!」という側面ばかり強調されています。
紹介報酬に関する部分は日本語に訳してたくさんの例示で説明しているのに、クラウドマイニングに関わる部分はほとんど説明が無いのも不親切に感じます。
クラウドマイニングの報酬部分は重要ではないということでしょうか。
ビットサンズは”紹介だけで稼ぐ投資“ということを自ら示しているように見えます。
CEOは過去に同様のビジネスを展開していた
よく言われているのが、「MAO LALとJT FOXという超有名人がいるから安心!」というもの。
しかし、この二人は過去にビットサンズと同じような投資案件をすでに手掛けていることが分かりました。
案件名は「クリプトゴールド」。
クリプトゴールドも「クラウドマイニング × MLM」という形式の投資商品でした。
全く一緒の事業を名前を変えてやり直す意味はあったのでしょうか・・・
また、クリプトゴールドの評判を調べてみると「報酬が激減した」「ログインもできなくなった」などの声が。
(引用:CryptoGold(クリプトゴールド)の検証、評価、レビューより)
ビットサンズがクリプトゴールドと同一のビジネスモデルであることを考えると、同じような展開になってしまうこともあり得るかもしれません。
以上、3つの理由でビットサンズには飛ぶ可能性があります。
もし、ビットサンズがクラウドマイニングをしていないとしたら、報酬はポンジスキームで出している可能性もあります。
CEOが過去に手掛けていた「クリプトゴールド」は、評判が悪く、報酬も激減していました。
ビットサンズがどうなるかはまだ分かりませんが、警戒しておいて損はないでしょう。
ビットサンズを利用する際の注意点
ビットサンズは基本的に紹介者を出さなければ稼ぐことが困難な案件です。
億り人屋ではMLM案件を推奨していませんが、ビットサンズを始める場合は慎重にやるようにしましょう。
MLMはこれまで築いてきた人間関係・信頼関係を壊しかねません。
勧誘する側は「リスクの説明」「報酬プランの正確な理解」「仮想通貨についての知識があること」が最低条件。
それに加えて、相手の人生も背負う覚悟で行うこと。
勧誘された側も相手に全て任せるのではなく、自分でリスクは認識しておきましょう。
・相手が虚偽の情報を言っていないか
・実際に稼げているのか
・今後も続く保証をどこで取っているのか
などなど、全ての疑問点を解消してから投資をすること。
また、仮想通貨投資案件では「細かな出金」をしておくことをおすすめします。
自分で管理できるウォレットや仮想通貨取引所に送金しておくこと。
これはビットサンズに限った話ではありません。
「画面上で資産が増えているように見えても、本当は何も実態が無かった」ということも過去の案件ではありました。
もし運営が飛んでしまった場合でも、最小限のダメージに抑えられるようにリスクヘッジをしておきましょう。
ビットサンズの出金方法
1.「マイページ」をクリック
2.「My account」をクリック
3.「Wallets」をクリック
4.「Submit」をクリック
5.出金先のビットコインアドレスを入力
6.「Account Funding」をクリック
7.「Select Account」をクリック
8.「Payout Amount」に出金したい額を入力
9.「Submit」をクリック
■最低出金額:0.01BTC
■出金手数料:0.00011821BTC
■1~3営業日で完了
ビットサンズCEO・関係者
ビットサンズでよく宣伝されている下記3名について調査していきます。
・JT FOX(世界NO.1金融メンター)
・MAO LAL(MAO LAL)
・富岡 剛(元神戸製鋼のラガーマン)
JT FOX
JT FOXは「世界NO.1金融メンター」と呼ばれており、シルベスター・スタローンやアーノルドシュワルツネッガーなどの大物セレブとの交流もあります。
調査すると、公式のSNSをいくつか発見。
Youtubeでは確かに大物セレブたちとの対談をしている映像がありました。
参考までに各SNSのフォロワー数を調査。
■各SNSのフォロワー数
・Yotubeチャンネル:6550人
・Twitter:2.1万人
・Instagram:2.8万人
“世界一”と言われている割にはフォロワーが少ないような気もしますが、公演活動は行っているようですね。
他にもアマゾンで書籍も販売中。
ただ、一部ではJT FOXを「詐欺師」と呼ぶ声も少なくないようです。
(引用:A Star-studded Scammerより)
英語の記事にはなりますが、リスクを確認する上で読んでおいた方が良いでしょう。
記事によればJT FOXは高額なセミナーを開催するものの、返金に対応しなかったりと悪い評判も多いとのこと。
ハリウッドセレブたちとの共演で人はJT FOXを信頼するが、裏では出演料を払って出てもらっているだけ。
危険な人物なので近づかない方が良いということでした。
確かに”世界一”の割にはフォロワーが少なかったり、個人のWikipediaも無いのは若干不自然です。
JT FOXが詐欺師と決まったわけではありませんが、一応注意しておきましょう。
MAO LAL
MAO LALは「ドイツ3位の金取引会社CEO」として紹介されています。
「いち早く仮想通貨のマイニングに目を付けていた」ということで、2010年頃よりノルウェーでマイニングプールを構築。
JT FOXと共同事業をはじめました。
LALはビットサンズの他にもedelmetallhausというゴールドの投資会社も運営しています。
また、過去には「クリプトゴールド」というクラウドマイニングの会社でもCEOを務めています。
上記したとおり、クリプトゴールドはビットサンズと事業内容がほぼ一緒でした。
現在、「クリプトゴールド」はサービスを停止しています。
サービスを開始してから2~3年程度しか持たなかったようです。
冨岡 剛
日本で流行っているビットサンズグローバルは、冨岡剛の強い要望によって設立されました。
青山学院大学を卒業後、神戸製鋼でラガーマンとして活躍。元ラグビー日本代表A。
2003年よりネットワークビジネスの業界に参入し大成功。「年俸を月収に変えた男」と称されています。
冨岡剛が参加していたのは「シナジーワールドワイド」という会社でした。
主に化粧品を取り扱っており、この会社もMLMを取り入れています。
ビットサンズの運営会社
Facebookによると、ビットサンズグローバルは「ベルリン」に位置しています。
住所:Bitsons Management GmbH Kurfürstendamm 50a 10707 Berlin
それ以外の会社情報についてはほとんど公開されていませんでした。
ビットサンズグローバルのドメインについて確認しておきます。
ドメインの取得日は「2018年11月29日」
ドメインの有効期限は「2020年11月29日」になっています。
あと4ヶ月少々でドメインの有効期限が切れてしまいますね。
きちんと更新されれば今後も継続の意思があると取れます。
ですが、全然更新されていない場合は要注意。その付近の日付に近づくと飛ぶ可能性も考えられます。
ビットサンズのスポンサーについて
ビットサンズはドイツのサッカークラブ「ヘルタ・ベルリン」のスポンサー企業になっているようです。
(引用:Bitsons公式HPより)
しかし、2020年7月8日段階ではスポンサー企業に登録されていないようでした。
(引用:HERTHA -PARTNERSより)
ここで奇妙な事実が浮かび上がります。
まずはこちらのツイッターのつぶやきをご確認ください。
2020年6月30日に投稿されたこのつぶやきによると、
確かにビットサンズは「ヘルタ・ベルリン」のスポンサー企業になっているようでした。
しかし、ヘルタベルリンのページは「2020年2月24日」に更新されているのです。
この時間の乖離はいったい・・・?
少なくとも、現在ビットサンズはスポンサー企業になっていないようでした。
スポンサー契約は話題集めのため?
ビットサンズは恐らく最初に勧誘者を沢山集めるためにスポンサー契約を一時的に結んでいたのでしょう。
「大手とスポンサー契約を結んでいる」と言ったら、信頼できそうな雰囲気を作れます。
現状を振り返ると、ビットサンズは最初のスポンサー契約以後、ほとんど何も活動していません。
公式HPのNewsを見ても「2019年11月」を最後に更新が途絶えています。
プロモーションのためにスポンサー契約を利用していたと見るのが妥当でしょう。
ビットサンズのまとめ
ビットサンズは若者をターゲットにしたクラウドマイニング投資。
その実態は紹介者を出さなければ、ほとんど稼げないMLM方式の案件でした。
CEOが過去に同じようなビジネスをやっていたことを考えると、投資は慎重に行ったほうがよさそうです。
2020年に半減期を迎えてからは、マイニング系の投資案件は厳しい状況が続きます。
今のトレンドは海外アルトコインの売買。
「ひと月で5000万円稼げた」という人は、海外アルトコインに特化したサービスで儲けていました。
ほぼ何もしなくて良いのに、爆益が見込めるのは魅力的ですね。