パンケーキスワップ（PancakeSwap）の使い方

パンケーキスワップ（PancakeSwap）の特徴

 
パンケーキスワップは2020年7月にローンチされ創設者は匿名のコミュニティということになっています。
 
しかし、世界最大級の海外仮想通貨取引所バイナンスの独自ブロックチェーン、バイナンス・スマートチェーン(BSC)ベースで作られた最初プロジェクトと言われていて、気合の入り方からしても『UNISWAPのUNIを上場させたバイナンスがその成功を見てBSCで作ったDEX』と見られています。
 
パンケーキスワップはユニスワップ同様に注文板が無い、自動マーケットメーカー（AMM）機能を採用しているので、初心者でも簡単に仮想通貨の交換（スワップ）が行えます。
 
パンケーキスワップには自分が持ってる仮想通貨を預けて、他の人が仮想通通貨を交換する際に使ってもらうことによって報酬を受け取る事ができるステーキング機能もあります。
 
ステーキングで手に入れたCAKEはバイナンスの上場しているので他の仮想通貨や法定通貨への交換も可能ですが、CAKEを10枚以上保有するユーザーには賞金があたる宝くじ（Lottery）という面白いサービスもあります。
 

パンケーキスワップ（PancakeSwap）の将来性

 
パンケーキスワップが急成長した背景には
・バイナンスに裏打ちされたBSCの信頼性
・イーサリアム系Dexに比べて安い手数料
・ステーキングなどDefiサービスの充実
があると思われます。
 
表向き匿名のコミュニティが作った事になっているパンケーキスワップですがBSCプラットフォーム上初のプロジェクトである事からバイナンスが作った事はまず間違いなく、登場間もないサービスにもかかわらず24時間の出来高ではスシスワップだけでなくユニスワップまでも抜くまでに成長しています。バイナンスのネームバリューが生み出す信用リスクの低さは大きな魅力です。
 
手数料の安さは今度イーサリアムが2.0に移行する中でライバルとの差が縮まる可能性はあるものの、現時点では利益率の面でイーサリアム系のライバルに大きく水を開けていてステーキング参加者にとっても大きなメリットになっています。
 
バイナンスが世界最大級の中央集権型仮装通貨取引所に成長したように、パンケーキスワップも世界最大級の分散型取引所になる可能性は高く、総合的にみてパンケーキスワップの将来性は高いと見て間違いないでしょう。
 

バイナンスのCAKE/BNBチャート

バイナンスのBNB/BUSDチャート
 
2021年2月現在パンケーキスワップの独自通貨CAKEは対BNB（バイナンスコイン）でわずかに上昇していますが、BNBが対BUSD（バイナンスの米ドルステーブルコイン）で暴騰している為、ステーキング報酬を法定通貨と交換する時の利益率が高くなっています。
 

パンケーキスワップ（PancakeSwap）の使い方

 
前述のとおりパンケーキスワップには3つの機能があるので、一つ一つ使い方を説明します。
 

パンケーキスワップ（PancakeSwap）スワップ（仮想通貨交換）の使い方

 

 
パンケーキスワップの自動化された流動性プールを介して他の仮想通貨との交換を行うのは簡単です。
 
取引所に提供される流動性はプールにトークンを預ける流動性プロバイダー（LP）から提供されます。代わりに彼らは FLIP (PancakeSwap Liquidity Provider)トークンを取得します。
 
FLIPはファームでCAKEトークンを獲得するために預ける事も出来ます。
 
取引所でトークンスワップ（取引）を行う場合、0.2％の取引手数料を支払う事になります。
 
そのうち0.17％は流動性プロバイダーへの手数料の形で流動性プールに戻されます。
 
残りの0.03％がパンケーキスワップに送信されます。
 
パンケーキスワップで取引する方法
 
1.交換ページにアクセスしてください。

2. Binanceスマートチェーンウォレットのロックを解除します（右上）。

3.取引したいトークンを選択し、金額を入力します。

4.詳細を確認し、「スワップ」をクリックします。

5.詳細を確認し、「スワップの確認」をクリックします。

6.ウォレットで取引を確認します。

7.完了！ 「bscscanで表示」をクリックすると、トランザクションの詳細が表示されます。
 
 

パンケーキスワップ（PancakeSwap）ステーキングの使い方

 
流動性プールと流動性の追加
 
PancakeSwapプールでは、トークンを流動性プールまたは「LP」に追加することで流動性を提供できます。
 
トークンを流動性プール（LP）に追加すると、FLIPトークン（PancakeSwapのバージョンの流動性プロバイダートークン）を受け取ります。
 
たとえば、$ CAKEと$ BNBを流動性プールに預け入れた場合、CAKE-BNBFLIPトークンを受け取ります。
 
受け取るFLIPトークンの数は、CAKE-BNB流動性プールの一部を表しています。また、流動性を取り除くことにより、いつでも資金を償還することができます。
 

 
（注）永続的な損失にさらされる可能性があるため、流動性を提供することにはリスクが伴います。
 

「簡単に言えば、永続的な損失とは、トークンをAMMに保持することと、トークンをウォレットに保持することの違いです。」（ネイトハインドマン）

 
取引手数料の形で報酬も与えられるので、流動性プロバイダーにとってすべてが悪いわけではありません。
 
誰かがPancakeSwapを取引するときはいつでも、トレーダーは0.2％の手数料を支払い、そのうち0.17％が取引したスワップペアの流動性プールに追加されます。
 
例えば：
10個のCAKEトークンと10個のBNBトークンを表す10個のFLIPトークンがあります。
1FLIPトークン= 1 CAKE + 1 BNB
誰かが10CAKEを10BNBと交換します。
他の誰かが10BNBを10CAKEと交換します。
CAKE / BNB流動性プールには10.017CAKEと10.017BNBがあります。
各FLIPトークンは、1.00017 CAKE + 1.00017BNBの価値があります。
 
流動性プロバイダーであることをさらに価値のあるものにするために、FLIPトークンを使用して、0.17％の取引手数料の報酬を獲得しながら、CAKEファームで利回りを上げることもできます。
 

パンケーキスワップ（PancakeSwap）ファームの使い方

ファーム：CAKEトークンをファームするための初期流動性プール（LP）
 

 
報酬倍率
 
CAKE/ BNB（20倍の報酬）
BUSD / BNB（10倍の報酬）
ADA / BNB（5倍の報酬）
BAND/ BNB（5倍の報酬）
DOT / BNB（5倍の報酬）
EOS / BNB（5倍の報酬）
LINK / BNB（5倍の報酬）
BAKE / BNB（1倍の報酬）
BURGER / BNB（1倍の報酬）
 

パンケーキスワップ（PancakeSwap）ファームで「収穫」する方法

 
1.ファームのページに移動します。
 

2. Binanceスマートチェーンウォレット（右上）を接続する
 

3. どのファームを使用するかをピックします。この例では、CAKE-BNBファームをピックします。
 

4. ここで取引所ページに移動し、「プール」をクリックし、「流動性を追加」をクリックします。
 

5. 追加するトークンを選択し、この場合はBNBとCAKEを選択します。この場合、BNBとCAKEを50/50の比率で提供する必要があります。
例えば、BNBの10ドルとCAKEの10ドルを追加する必要があります。入力が完了したら、”Supply “をクリックします。
 


6. 詳細を確認し、「Confirm Supply」をクリックして、ウォレット内の取引を確認します。
 

7. これでリクイディティ・トークンが手に入りました。次に、ここでファームのページに戻ります。
 

8. 利用したいファームの「選択」をクリックします。
 

9. ＋ボタンをクリックして、流動性トークンをステークします。
 

10. ステーキングしたい流動性トークンの数を入力し、「確認」をクリックします。
 

11. これで完了です。これでCAKEトークンを生産していることになります。
 

パンケーキスワップ（PancakeSwap）宝くじ（Lottery）の使い方

 
・抽選券 1枚分＝CAKE10枚
・シングルユーザー抽選エントリー制限：制限なし
・抽選券 1枚を支払うとランダムに4桁の数字の組み合わせが表示されます。
・UIでは、ユーザーは10枚のCAKEの倍数を入力することができ、複数枚のチケットを購入することができます。
・自分のチケット上の4つの数字よ当選番号が一致するとジャックポット（全体の宝くじのプールの50％）を獲得できます。
・２つ以上の数字を一致させても報酬を獲得することができます。
 
1.抽選ページに移動します。

 
2. CAKEを承認する」をクリックします。

 
3. 確認する」ボタンをクリックして契約を承認する。

 
4. 警告事項を確認し、「了解しました」をクリックします。

 
5. チケットを購入する」をクリックします。

 
6. 購入するチケットの枚数を選択し、「確認」をクリックします。

 
“あなたのチケットを見る “ボタンをクリックするとページの下部には、抽選までのライブタイマーや、賞品の各カテゴリーの当選者数と一緒に、最新の当選番号を見ることができます。
 

パンケーキスワップ（PancakeSwap）で億り人になれるか？

パンケーキスワップを単なる分散型仮想通貨取引所としてトレードだけで儲けようとするのは宝の持ち腐れです。パンケーキスワップでは、その流動性プール（LP）に資金を提供してLPトークンを受け取る事が出来ます。
 
流創成を提供する人の事を「流動性プロバイダー」と言います。
 
流動性プールに資金を提供してLPトークンを受け取るには「Farms」にリストされている通貨ペアから選ぶ必要があります。2021/2/25日現在68通貨ペアが「Farms」にリストされています。
 
リストから任意の通貨ペアを選び流動性を提供する事で、その通貨ペアで誰かが取引するたびに手数料0.2%のうち0.17％をLPトークンの形で受け取る事ができます。
 
手数料は流動性が高ければ高いほど多くなりますので「Farms」のリストでプールの手数料収入などを確認する事が出来るようになっています。これを参考に通貨ペアを選びましょう。
 
流動性プールから資金を引き揚げる事はいつでもできますが、プールに資金を入金した時と比較してその仮想通貨の価格が大きく変動した時に損失が発生する可能性があります。
 
流動性が大きい通貨は手数料収入が大きい代わりに価格変動も激しく損失が発生する可能性も高いため注意が必要です。
 
パンケーキスワップでは価格変動による損失をカバーするため、流動性プールに資金を提供して受け取ったLPトークンをファーミングして、報酬としてCAKEを受け取る事が出来るようになっています。ファーミングの報酬は年利100％を超える利回りの通貨ペアもあります。
 
68種類もの通貨ペアの中には、「USDT/BUSD（どちらも米ドルにペッグされたステーブルコイン）」のよう日本人にとっては為替リスクしかないような通貨ペアから、どんなプロジェクトなのか全く分からないものまで様々です。
 

CAKE-BNB LPはAPR(年利)137.50％　DODO-BNB LPは301.20％というHYIPぶり
 
短期で億り人を目指すなら流動性を提供するより自らその通貨ペアでトレードして勝負した方が早いのでしょうが、資金を溶かす確率も高くなります。
 
そこでトレードに自信がない為ステーキングや流動性の提供と言った「保有する仮想通貨に働いてもらう」仕組みを利用する人が多いと思いますが、パンケーキスワップは高利回りと引き換えに価格変動リスクが大きくなっていて、ステーキングなのにトレードテクニックが必要になっています。
 
パンケーキスワップの場合「どの通貨ペアに流動性を提供しいつ利確するのか」センスとテクニックを問われる点では「トレード」も「ステーキング」も変りません。
 
投資家の技量を求められる通好みのDefiと言えるでしょう。
 
パンケーキスワップは億り人を輩出する可能性を秘めていますが、運用資金の全てを失う可能性もあります。仮想通貨投資は余裕資金を使い自己責任で行ってください。
 

USDT-BUSDはローリスクローリターンですが、それでも年利41.8％

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